当財団では、1982年の設立以来、住宅瑕疵担保責任の履行の確保に関する中立的な研究を行っています。
当機構が過去に運営した住宅性能保証制度(1980年~2008年引受)の活用及び事故発生状況に関する総括分析、制度変遷の整理及び住宅引渡後6年目以降に発生する個別事故事例の傾向分析を行ったもの。
概要版 (確定版)
住宅リフォーム工事の工事請負契約時の瑕疵担保に関する取扱状況と、事業者側から発注者に提供される瑕疵に係る保証書・保証契約等の実態について、事業者へのアンケート調査を通じて集計分析し、今後の瑕疵保証に関する対応の方向等について検討を行ったもの。
住宅瑕疵担保責任保険において蓄積された契約データ及び事故データ等の集計整理を行った上で、リスク分析等を実施して、住宅瑕疵担保履行制度の10年経過を見据えた検証や住宅保証基金の使途拡充の検討のための基礎資料を作成したもの。
住宅保証制度に関する国際比較を促進するために、英文で日本の制度の概要をまとめました。
HOUSING WARRANTY SCHEME IN JAPAN
2005年の第10回国際住宅建設・性能保証会議の東京開催(当財団が事務局)を契機として、1997年の調査結果を更新するとともに、調査対象国を38ヶ国に拡げ、
住宅保証制度の概要や実施機関だけでなく、住宅事情や関連する基本データも含めて調査を実施しました。併せて、この成果を踏まえ、
各国毎の概要パネルを作成しました。
これらの成果は、再度2017年11月に東京で開催された第14回国際住宅建設・性能保証会議においても、必要な更新が行われて活用されています。
2017年11月に東京で開催されるIHHWC2017(国際住宅建設・性能保証会議)会議へ参加するため、フランスAQC(建築品質機構)のペイノー会長が来日されました。
フランスAQC は、フランスにおける住宅等の強制建築保険に係る保険事故情報の収集・分析・活用を行う中立的な非営利機関です。ペイノー氏は、フランスAQC
の会長のみならず、フランス及び欧州の建築確認機関団体の会長も兼務され、広くフランス・欧州の住宅行政、建築行政に精通されています。
この来日の機会を活用して、一般社団法人建築・住宅国際機構との共催で、ペイノー会長と日本の住宅・建築関係者と意見交換・交流の機会を設けました。